芸術士のいる保育所

平成27年度 芸術士派遣事業活動報告 冊子PDF ダウンロード

平成27年度の芸術士活動を写真と文章で記録したドキュメンテーションをPDFで公開いたします。
皆様に高松市の芸術士活動を知っていただき、更に活動が広がることを願います。

アーキペラゴは、芸術士と呼ばれる芸術家を保育所・幼稚園に継続的に派遣し、こどもたちの表現をサポートする活動を行っています。
ひとつひとつの個性を尊重し大切に育むこの活動は、近年注目を集めている北イタリアの「レッジョエミリア・アプローチ」という幼児教育に着想を得てスタートしました。
平成27年度は高松市芸術士派遣受託施設40カ所の他、アーキペラゴ自主事業として7施設の受託外施設と直接契約を結び、高松市、坂出市、観音寺市、三豊市の私・公立保育園・幼稚園へと活動が広がっています。

幼い頃にアートに触れることの重要性が認められ、すべての保育所・幼稚園に「芸術士」が配属されることが私たちの理想とする未来の姿です。

アーキペラゴでは、芸術士活動をより活発にして行く為のご支援をお願いしております。
口座:ゆうちょ銀行 1680-1-132807  特定非営利活動法人アーキペラゴ

芸術士®派遣事業は、北イタリアのレッジョ・エミリア市で始まった戦後の幼児教育プロジェクトを基に、2009年春に高松市に提案し、その秋、共に模索しながら8人の芸術士で始まり、本年7年目24人の芸術士による活動に成長しました。
美しい瀬戸内の島々がそれぞれ違うように、こどもたち一人ひとりも顔姿以上にそれぞれ違った個性で満ち溢れています。21世紀「こどもたちの100の言葉」と題して紹介されたレッジョ・エミリアからの展覧会は、まさしくこの個性と多様性の尊重を幼児教育のお手本として啓蒙した催しでした。こどもの頃に本来備えているはずの素晴らしき個性の芽。しかし、だんだんと教育を受けながら、輝きを失っていくことも、現代の反省です。未来をどう創るか?こどもたちの好奇心にこそヒントは隠されているのかもしれません。
今、民族や文化宗教の問題で起こっている紛争も、違いや多様性への寛容という生き様しか、融和と解決の道は残っていません。それは日本に存在している、多彩な文化を受け入れ独自に昇華してきた極東島国の歴史と智恵のなせる成果だとも言えるでしょう。個性を大切に慈しむ。個々に宝石のような宝物がある。それを大切に見つけ、磨くことが、最も大事で尊いことであろうと、確信しながら、我々はこの事業を進めています。

皆様に愛される事業へとなっていきますよう、今後とも応援の程よろしくお願い致します。

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