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芸術士・保育士・幼稚園教諭の懇談会を行いました。
芸術士・保育士・幼稚園教諭の懇談会を行いました。
1月24日に芸術士・保育士・幼稚園教諭の懇談会を行いました。
今回のテーマは、ドキュメンテーションワークショップです。
レッジョ・エミリア市の保育実践は、子ども中心でもなければ、保育者の指導中心でもない。カリキュラムは、子どもによって創出され、保育者によって枠付けられると言われるように、レッジョの保育者は、子どもの様子を注意深く観察し、精査することで、今後展開するかもしれない活動の道筋の様々な仮説を予測し、それに必要な素材や環境を準備しながら、カリキュラムをデザインしています。
芸術士派遣事業の始まりのヒントとなったレッジョエミリアのドキュメンテーションの実践を体験しその重要性を考察しました。
テーマは「こんな保育所・幼稚園・こども園あったらいいな」
園庭のお山の中にはこたつ部屋。
テントで暮らせたり。
ピンクのぞうさんを中心に、子どもたちが遊んでいます。
保育士さん、幼稚園の先生、芸術士が協力して、1枚の絵を描き上げます。2人1組ペアとなり、絵を描く役と記録する役を交互に実施します。終了後、記録状況の報告、実施の感想、意見交換を行いました。
さすが保育士さん。周りを見渡しリードしていましたし、
芸術士もアイデアの提案など、各自役割分担しながら和気あいあいと進行し、意見交換の活発な研修会となりました。
今回のワークショップの体験を元に、芸術士・保育士・幼稚園の先生とが恊働し、より活動を深めていけたらいいですね。
【檀紙幼稚園での活動】イカを描こう
檀紙幼稚園で、井上優子芸術士が生のイカをモチーフにお絵描きする活動を行いました。
なぜ、イカなのか?
芸術士がこの幼稚園におじゃまして、壁に飾られている筍の絵に目を付けました。ずらりと並んだ筍の絵。優子芸術士はこの題材からアプローチを試みます。皮付きの筍は保育所などでもよく見かけるモチーフで、毎年かならずこどもたちに見せている保育所などもあるそう。皮付き筍も普段家庭では見られないけど、他にも見たことない(しかも保育所の先生が選びそうにないものが)きっとあるはず…。
まずは対象をじっくり観察します。
三角形で、長い足が、2本。
耳がある、大きな骨もある。
触っているうちに、墨が出てきて手がまっくろです。
完成した絵を見ると、こどもたち自ら観察した跡が色や細かい描写に現れています。「観察するのって、面白い!」と感じた結果ではないでしょうか。(下右のイカは、色が塗られていません。墨が出てくる前の真っ白なイカの印象だそうです。)
今日の活動は大成功!観察する驚きやわくわくの発見を提供できた活動でした。優子芸術士、お疲れ様でした!