Archive for 2012年05月
【檀紙幼稚園での活動】イカを描こう
【檀紙幼稚園での活動】イカを描こう
檀紙幼稚園で、井上優子芸術士が生のイカをモチーフにお絵描きする活動を行いました。
なぜ、イカなのか?
芸術士がこの幼稚園におじゃまして、壁に飾られている筍の絵に目を付けました。ずらりと並んだ筍の絵。優子芸術士はこの題材からアプローチを試みます。皮付きの筍は保育所などでもよく見かけるモチーフで、毎年かならずこどもたちに見せている保育所などもあるそう。皮付き筍も普段家庭では見られないけど、他にも見たことない(しかも保育所の先生が選びそうにないものが)きっとあるはず…。
まずは対象をじっくり観察します。
三角形で、長い足が、2本。
耳がある、大きな骨もある。
触っているうちに、墨が出てきて手がまっくろです。
完成した絵を見ると、こどもたち自ら観察した跡が色や細かい描写に現れています。「観察するのって、面白い!」と感じた結果ではないでしょうか。(下右のイカは、色が塗られていません。墨が出てくる前の真っ白なイカの印象だそうです。)
今日の活動は大成功!観察する驚きやわくわくの発見を提供できた活動でした。優子芸術士、お疲れ様でした!
【下笠居西部保育所での活動】布と出会う
【下笠居西部保育所での活動】布と出会う
昨年冬頃からの始めている取り組み「廃材」アート。企業や個人にこどもたちと遊べる素材の提供を呼びかけているところです。種類も少しずつですが集まってまいりました。
今回は、下笠居西部保育所からのつながりで提供いただいた、不要になったのぼり用の布での活動をご紹介します。
ナビゲーターは、村井芸術士。彼は独特な演奏やパフォーマンスを作品にしている作家です。
村井芸術士は、いきなり「布にお絵描きしよう!」ではなく、「まずは布に触れてみよう」からのアプローチをします。
白くて長~くて巻かれたもの。
トイレットペーパー?包帯??それとも、お布団?
コロコロ転がしたり まきまきになったり 引っ張ったり ゆらゆら揺らしたり お化けになったり…
自分たちに比べたら随分大きくて、長くて、白い。それなのに色んなかたちに動かすことができる。
こちらの二人は布が気に入ったようで、ここで絵本を読み始めました。
長~い長~い布との出会い。からだいっぱい、空間いっぱい、布とじゃれあって楽しそうな活動です。
これからこの布がどうなっていくのか。今後の展開に期待です。
【身近な素材】パソコン編
パソコンのメンテナンスをしてもらったときの、ちょっとした発見です。
こちらからお読みいただけます。
最近お疲れの様子の芸術士パソコンたち。普段写真や動画を使ってドキュメントを制作している芸術士にとって、無くてはならない大切なパートナー。昨年冬の報告展や冊子で制作物をたくさん作っていた結果、、、、青ざめた画面が出たり、最近ご機嫌ななめでした。なんでも自分たちでこなす芸術士ですが、今回ばかりは断念。プロの力をお借りします。
ねじをはずして、ふたを開けると…
ばばーん!!!
中はこうなってるのか~!基盤が地図みたい!
配線もカラフル。扇風機みたいなのもある。
興奮してきた私はカメラを出してきてパシャパシャ撮ってしまいました。こどもたちに見せたらどんな顔するだろう?
それにしても、プロの仕事や知識はすごいな~と思います。色々なことを教えて下さるので話していてとても楽しい。今度会社見学のお約束をしました。
いい素材を見つけた。今からわくわく楽しみです。
素材紹介ページ新設しました。
保育研究者の秋田喜代美先生が保育園での芸術士の活動を視察されました。
保育研究者の秋田喜代美先生が保育園での芸術士の活動を視察されました。
内容はドキュメントからお読みいただけます。
保育研究者の秋田先生が芸術士の活動を視察されました。
保育研究者の秋田喜代美先生が保育園での芸術士の活動を視察されました。今日は川添保育園で永島芸術士が「新聞紙にお絵描きしたり切ったり貼ったりしてあそぼう」の活動です。一時間ほどの活動でしたが、こどもたちはノリノリ!後半、服や紙吹雪にまで変化し、最後まで夢中になって遊んでいる姿に、見ているこちらもとっても楽しく時間が過ぎました。
秋田先生との出会いは、芸術士事業立ち上げの2009年にさかのぼります。
私たちがレッジョエミリアの勉強会をした時から、お会いするのは3年ぶりほどです。これまで活動風景の写真やDVDをお送りするなどして活動の報告をしていました。その報告の中から、著書「くらしの素顔-保育の現場のこどもたち」にも芸術士についての紹介が書かれています。
今回は、ちょうど高松で別の公演の予定があり、先生たっての希望で公演前までの時間を利用し芸術士の現場の活動を見学されました。
高松市の芸術士派遣事業のスタートは、レッジョ教育からのものでしたが、徐々に自分たちなりの活動が見いだせてきたところです。開始して3年半、レッジョをコピーするのではなく、地域とどう関わりを持てるか。芸術家として保育に関わることで、それぞれの芸術士の専門や特性を生かしながらのプロジェクトが生み出せます。秋田先生とお話をしながら、カリキュラムやプロジェクトの多様性が高松の芸術士らしさをつくりあげる要素なんだとじんわり感じています。
秋田先生、永島芸術士制作の「へんないきものずかん」をお持ち帰り。これも現場で発展した落書き遊びを再編集したもの。こどもたちが楽しそうにお絵描きする光景が目に浮かびます。PDFでご覧いただけるので、ぜひ!
今回は先生とお話をしながら、励まされ、これからも地道な活動を続けていかなければなと感じました。秋田先生、ありがとうございました。これからも連絡を取りながら芸術士の報告を続けていきます。また、川添保育園の先生、こどもたちも、お忙しい中受け入れありがとうございました。