芸術士のいる保育所

2012/05/23

保育研究者の秋田先生が芸術士の活動を視察されました。

保育研究者の秋田喜代美先生が保育園での芸術士の活動を視察されました。今日は川添保育園で永島芸術士が「新聞紙にお絵描きしたり切ったり貼ったりしてあそぼう」の活動です。一時間ほどの活動でしたが、こどもたちはノリノリ!後半、服や紙吹雪にまで変化し、最後まで夢中になって遊んでいる姿に、見ているこちらもとっても楽しく時間が過ぎました。

秋田先生との出会いは、芸術士事業立ち上げの2009年にさかのぼります。

私たちがレッジョエミリアの勉強会をした時から、お会いするのは3年ぶりほどです。これまで活動風景の写真やDVDをお送りするなどして活動の報告をしていました。その報告の中から、著書「くらしの素顔-保育の現場のこどもたち」にも芸術士についての紹介が書かれています。

 

今回は、ちょうど高松で別の公演の予定があり、先生たっての希望で公演前までの時間を利用し芸術士の現場の活動を見学されました。

 

高松市の芸術士派遣事業のスタートは、レッジョ教育からのものでしたが、徐々に自分たちなりの活動が見いだせてきたところです。開始して3年半、レッジョをコピーするのではなく、地域とどう関わりを持てるか。芸術家として保育に関わることで、それぞれの芸術士の専門や特性を生かしながらのプロジェクトが生み出せます。秋田先生とお話をしながら、カリキュラムやプロジェクトの多様性が高松の芸術士らしさをつくりあげる要素なんだとじんわり感じています。

秋田先生、永島芸術士制作の「へんないきものずかん」をお持ち帰り。これも現場で発展した落書き遊びを再編集したもの。こどもたちが楽しそうにお絵描きする光景が目に浮かびます。PDFでご覧いただけるので、ぜひ!

 

今回は先生とお話をしながら、励まされ、これからも地道な活動を続けていかなければなと感じました。秋田先生、ありがとうございました。これからも連絡を取りながら芸術士の報告を続けていきます。また、川添保育園の先生、こどもたちも、お忙しい中受け入れありがとうございました。

 

 

 

 

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